渋谷、仙台を終えて。
10月4日火曜日阿佐ヶ谷のいかしたお店。
お店に入るとレッチリのカリフォルニケイションの2曲目が流れていた。これ聴くとあの頃を思い出す。15歳の頃から一緒にバンドをやっていた昭信と離れ離れになって、お互い別のバンドをやり始めた頃だ。19歳くらいかな…。先輩のバンドに加入して、初めて長いツアーに出たあの頃、一人でよくカリフォルニケイションを聴いていた。びっくりするかも知れないけど、そのバンドでベース弾いてたのはregaでスタッフやってる俺の弟。弟は1年くらいでバンドを離れた。色々あった。
先日の渋谷サイクロンのライブ。いつぶりだろうか。COCOBATの企画に出演させて貰った時以来。その時、もう一人のギターは晶じゃなかった。哲也って男だった。哲也とは小学校一年の時から一緒で、3年生くらいの頃、哲也はなぜかギターとアンプを手に入れていた。木目が綺麗なストラトだった。ピックガードは白だったかな?あいつは得意気にアンプにシールドを突っ込んで、ジャリーンって鳴らした。俺も弾かせてもらった。音が凄くて、ビリビリいってて、怪獣の鳴き声みたいだった。凄くドキドキしたのを覚えている。あいつをregaに誘ったのは俺だ。あのドキドキを覚えていたから。
今は、離れ離れ。
久しぶりの渋谷サイクロン、ん、…お店のBGMがずっとレッチリなんやけど、知らない曲がかかっている。これ新譜かな?フリー結構弾きまくってる。まだ聴いてないんよ。実は…。久しぶりのサイクロン、oka-gもいる、三浦さんもいる、ジャスティスもいる、しらと君もいる、あの人は辞めちゃったのかなぁ。楽屋が綺麗になっていた。当時からやってるハードコアバンドのチラシや、ステッカーが無造作に貼られてた前の感じも好きだったけどなぁ。これも時が経っているって事なんだろう。
晶がregaでギターを弾くようになってから、サイクロンのステージで演奏するのは2回目。1回目は深夜のサイクロン、お客は関係者だけ。なんやろ、あれ、お世話になってる方へのお披露目会みたいな?そんな感じ。晶はそこで初めてregaの曲をステージで弾いた。関係者だけのライブハウスでライブをやった。RONDORINAとMillionをレコーディングしてくれたoka-gもいたなぁ。何を思っただろう。その時俺はいっぱいいっぱいだった。不安もいっぱいあった。みー君はどうだったかな?昭信は?30分くらいのライブが終わった瞬間、晶は膝まづいて「regaやべぇーー!!!」って言ってたと思う。汗だくだった。
2011年、10月1日 四本晶、青木昭信、三宅隆文、井出竜二、この4人は渋谷サイクロンに立っていた。当たり前のような事かも知れないけど、regaのライブをやった。同じステージにいる、昭信、みー君、MCをする晶を見て、涙がでそうになってしまった。regaだ。ライブが終わると、眠ってしまっていた。
渋谷サイクロンありがとうございました。ハーフライフ誘ってくれて本当にありがとう。また一つ刻まれた日でした。
アイスコーヒーおかわり。
その翌日、10月2日 仙台 ATATA企画。
ボーカルのナベさんから連絡があったんだ。音楽で東北のケツを叩いてやりたい!って。いわきと仙台で企画をやる!2本とも出て欲しい!って。その連絡があった時、正直、ケツを叩くって言葉を受け入れるのに時間がかかった。考えたけど、考えたけど、答えなんてやっぱり無かった。でも、必要とされている。regaの音が。それだけで良かったのだろう。仙台に行って、regaのライブを、いつも通りブチかませばいいのだ。みんなも快諾してくれた。先に渋谷が入っていたので、良ければ仙台だけ参加させて欲しいって伝えた。前にブログでも話したと思うけど、あの日新宿LOFTでみたATATA。昭信と見に行ったATATA。その時、俺と昭信は15歳に戻った。
そういう事だ。わかるよね。そういう事だ。
場所はenn2nd。ennもまたregaにゆかりがある。音源リリースが決まって、みんなテンションあがってて、ツアーをやりたい!いろんな所でライブしたい!どうする?電話かけまくれー!お金は?なーい!炊飯器持ってこ!おかずはみんな100円までね!!みたいな感じで全国のライブハウスに電話かけまくった。今考えたらとんでも無いツアーだったような気もする。九州一本も入ってないのに、40箇所くらいまわった。大阪とか3本くらい入ってた。ツアーの組み方を馬鹿にされた事もあったけど、ライブが出来たらよかった。どこでもよかった。借金する事もその頃は何とも思っていなかった。その40数本の中に仙台ennというライブハウスがあった。店長沼田さんは快くOKしてくれて、地元のバンドさんを集めてくれて、regaRONDORINAリリースツアー仙台と冠までつけてくれた。ライブが出来た。その日沼田さんは熱かった。お客さんも熱かった。スタッフさんも熱かったし、優しかった。手探りのツアー、間違いなくハイライトの一つだった。それからennとは仲良くさせてもらっていた。行くと、いつも変わらぬ笑顔、打ち上げの馬鹿っぷり、痛快でとても気持ちがいい人達。
そして、あの 311。
沼田さんに電話した。声は力強かった。必ず復興するから、またregaを呼びたい。そう言ってくれた。スタッフさんの笑顔や、regaのTシャツを着てはしゃぐみんなが思い浮かんだ。もどかしかった。
そして、ナベさんの誘い。
そういう事なんだ。…わかるかなぁ。そういう事なんだ。
あの日のenn2nd、うーん。もうとやかく言えんよねぇ。なんだろう。想いが集結していた。出演者みんな自分達の音に、しっかりプライドを持って鳴らしていた。でも、凄く保たれていた。何が?なんだろう…。あそこに居てくれた人、もし同じ気持ちなら、あの夜を語り継いで欲しい。それくらい、奇跡が起こりまくってた。ああいう夜には中々出逢えない。
音楽。
みんなのライブを見ていると、心の中がだんだんからっぽになって行くのが分かった。どういう事か自分でも理解できてないけど、いびつな形をした楕円形が、まんまるに戻ろうとしてる感じとでも言いましょうか…。渋谷を経て、今までを経て、なにか自分の中が変化してるのでしょうかねぇ。毛穴をみるとそこから言葉達が出てきそうな感じでした。
regaのライブ中、音に身を委ねてゆらゆらするみんな、もっとくれと踊りまくるみんな、大声あげるSawagiのみんな、泣きながら笑ってるみんな…。
enn2ndの壁が透明になって、その向こうには自分の家族が笑ってたり、東京で友達になったあいつが優しい言葉かけてくれたり、新居浜の仲間が怒ってたり、かと思えばそのままライブハウスごと雲の上にでも居るんじゃないのか?って錯覚に襲われたり…、とてもとても不思議な感覚のライブでした。あっという間に終わってた。
気づけば昭信達とATATAのライブで肩を組んでモッシュしてた。あの頃と同じだ。
そういう事だ。わかるよね?そういう事だ。
狂乱のイベントを終え、興奮冷めやらぬ演者達の宴。その影で、無言で、空いたコップを片付けるスタッフさん。
笑顔で体を揺らしながら、本当に楽しそうに照明を操るスタッフさん。とても印象的でした。
全てが音楽だった。
みんなの一日だった。
ATATAの皆さん、誘ってくれてありがとうございました。凄かったっすね(笑)最高です。
また遊びましょう。
ずっとこのままで。
追伸。
実際自分の身に起こった、ドキドキを、伝えたかったんです。いつもそうなんです。ドキドキしてると生きてる!って思うんです。ここ最近心が揺れてるんです。これも事実。あの頃昭信達と思い描いてた夢の世界。音楽の世界。そこに実際飛び込んでみて、その中から見る世界。売り手、作り手。ネットでの中傷。音楽を売る立場の人間が、バンドの音を馬鹿にする行為。ん?なんだここ?バンドマンはどうかしてるって最初っからそう思ってるのか?言いたい事があるなら、俺の目を見て、はっきり言ってよ?どうして?いつまで経っても大人になれない自分もいる。いつまで経っても理解出来ない事もある。でも、音楽をやっている。なぜか、なぜか、昔の自分が美しく見えたり、街行く人達の後ろ姿に涙してみたり。それでも、音楽をやっている。口なんて無くなればいいと思っていた。そうすればギターでなんでも伝えられるんじゃないのか?そんな事本気で考えてしまっていた。気持ちをのせてるつもりなんだ。今まで生きてきて、自分で感じて、伝えたい事全部のせてるつもりなんだ。この音は、この音色は、届いているのだろうか。先に雲の上に行ってしまった、あの人にも届いているのだろうか。あの日の約束は、果たせてるのか。今だ答えは見つからないし、見つかってしまったら、もうギター弾けないのかな?どうなんだろう。でも負けたくない。何に?わからない。でも負けたくない。だから、戦おうと思う。
再追伸。
モッシュしてたらお気に入りの帽子が吹っ飛んで、どこかにいっちゃいました(+o+)フロアに無かったので、誰か持って帰っちゃったと思うんやけど…。カバンに勝手に入ってた!なんて事もあるかも!もし心当たりある人居たら、一報頂けませんか?お願い!!('A`)!!enn2ndには伝えてあるので、そこに持って来て~(+o+)それか、次の仙台でそれ被ってきてよ(´∀`*)酒でもおごるよ。なんかジャングルみたいな柄に、布で作ったダミーのサングラスが付いてるやつっす。カシラの帽子です。タグにレッチリ、ジョンフルシャンテ、デトロイトセブン、グーフィーズホリデイ、クロマニオンのステッカー貼ってます。よろしくお願いします★☆★☆